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四国の歩き遍路をしたら、人の役に立ちたいと思うようになる理由

 

四国八十八ヶ所を歩き遍路するきっかけ

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   三十路のぼくが9年前に働くのが嫌になり新卒で入社した会社をやめて、四国八十八ヶ所を歩き遍路をした。

ダメ社員だったぼくが会社を辞めたのは、毎月の営業ノルマを達成できなかったから。

会社を辞める1か月前に上司から「今月ノルマ達成できなかったらクビ」と言われ、

ノルマを達成できずクビになった。

この時は嫌だった会社をやめて、気分が軽くなった記憶がある。

こうして会社から解放されたぼくは、「1度きりの人生、これからは自分に正直に生きよう」と決意を決め、やりたいことだった歩き遍路をすることにした。

 

  四国八十八ヶ所を歩き遍路やりたいと思ったのは、仕事をクビになる少し前に観た、大泉洋が出演していた「水曜日どうでしょう」というテレビ番組である。

約1200キロある四国八十八ヶ所を車で廻っているのを観て、ぼくは「1200キロの距離を歩き遍路で廻ったら面白いだろうなぁ」と思った。

それから会社をクビになって自由になったぼくは四国八十八ヶ所のことを思い出し、歩き遍路することにした。

四国八十八ヶ所 1番札所 霊山寺に向かう 

  当時、一人暮らしで三重県で仕事していたが、会社をクビになり実家に戻って、すぐ四国八十八ヶ所を歩き遍路するために本やインターネットを使って情報を集め、徳島県にある四国八十八ヶ所の1番札所 霊山寺に向かった。

この時、インターネットで費用とか日数とかどんな服装をするべきかとか調べたけど、

四国八十八ヶ所を歩き遍路するのに1日30キロ歩く計算で一般的に約40日かかる。

費用は1日約8000円を40日分にしたら32万円+高野山のお礼参りにかかる費用や交通費

がかかる。

ぼくはこの時、20万円くらいしか持っていなかったが、このことを真剣に考えておらず、なんとかなるだろうと考えていた。

当たり前だが後に金欠になり、真夏で野宿しなければいけない状況になった。

真夏の野宿は本当に辛い。寝る場所は、駅や公園・砂浜などいろいろだが、暑いし、蚊がたくさんいるし、とにかく最悪でまともに寝ることができなかった。

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 四国八十八ヶ所 1番札所 霊山寺に到着

  四国八十八ヶ所 1番札所 霊山寺の近くにある駅を降りて、数百メートル歩くと霊山寺に到着。

 霊山寺に到着すると売店があるので、そこで納経帳や四国八十八ヶ所の地図を購入した。この地図は四国八十八ヶ所の宿が書いてあるので便利である。あとお遍路さんが着る白い服はただでくれた。

今はいるかわからないが、当時、高野山のお寺から来たニコニコしたおばちゃんの尼さんが親切にいろいろと教えてくれた記憶がある。

 

   四国八十八ヶ所でお寺をお参りするのに、本堂でお経を唱えなければいけないのだが、

最初はけっこう恥ずかしかった。

しかしこれをしなければお遍路という感じはしなかったから、恥ずかしいのを我慢してお経を唱えた。

四国八十八夜 1番札所 霊山寺を出発

  恥ずかしいお経を終わらせると、2番札所 極楽寺に向かった。

その日は3.4ヶ所くらいの札所を廻って宿を取ることにした。ぼくが歩き遍路をしたのは夏で、オフシーズンなったので予約なしで宿を取ることができた。

1泊素泊まりで4000円くらい。

 

四国八十八ヶ所 徳島遍

  1番札所から11番札所までは平地で楽に歩くことができたが、11番札所の藤井寺から12番札所の焼山寺までは、山道で峠を二つくらい超えた記憶がある。

しかも獣道で、蛇が出るのではないかとビビるくらいの獣道だった。蛇は実際出なかったが、蜂には何回か襲われた。蜂は本当にしつこい。どれだけ走って逃げても追いかけてくる。この山道を超えるのに1日費やした。

朝出発して夕方到着して夕ご飯つきの宿を取った。これだけ歩いた後のご飯は本当においしい。この時はご飯を何杯もおかわりした。

ぼくは「ご飯を食べるということはこんなにありがたいんだ」とおもながら食べた。

 

 翌朝、疲れ切った体で12番札所 焼山寺から13番札所  大日寺を歩いた。

バカなことだが、この時ぼくは1番札所から革靴みたいなもので歩いていた。そのため歩くたびに足の裏が痛くてたまらなかった。

ぼくが痛そうに歩いていると、その集落に住んでいるおばちゃんが話しかけてくれて、

話をしているとおばちゃんが「家にある使わない靴があるからあげる」と言って、ぼくの靴のサイズにあった運動靴を家の中から持って来てくれた。

なんであるのか話を聞くと、昔、息子さんのために買ったが、使わなくて置いていたらしい。

この時の滅茶苦茶うれしかった記憶は今でも覚えている。

 

   歩き遍路をしていると、この他にも四国の人の温かさを実感した。

例えば、高知県での出来事だが、真夏の40度近くの炎天下を歩いていると車から降りて、スポーツドリンクをくれたり、晩ご飯をおごってくれたり、温泉に連れて行ってくれたり、宿を無料で貸してくれたこともある。

他にもお金をくれたことも結構ある。またコンビニでは、店員さんに無料でスポーツドリンクを貰ったこともあった。

こういうことを接待というらしい。四国の人には本当に感謝です。

 

 

1番札所 霊山寺

2番札所 極楽寺

3番札所 金泉寺

4番札所 大日寺

5番札所 地蔵寺

6番札所 安楽寺

7番札所 十楽寺

8番札所 熊谷寺

9番札所 法輪寺

10番札所 切幡寺

11番札所 藤井寺

12番札所 焼山寺

13番札所 大日寺

14番札所 常楽寺

15番札所 国分寺

16番札所 観音寺

17番札所 井戸寺

18番札所 恩山寺

19番札所 立江寺

20番札所 鶴林寺

21番札所 太龍寺

22番札所 平等寺

23番札所 薬王寺

 

四国八十八ヶ所 高知編

  高知県の真夏は灼熱地獄である。四国4県の中で一番きつかった。海沿いを歩くので、影が全くなく40度近くの炎天下を歩かなければいけない。

ただ室戸岬など足摺岬など絶景がある。

 

  高知県の札所では、神峯寺三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の母親が息子の開運を願って、安芸市から片道20キロを21日間参詣したという話がある。

他にも青龍寺は、近くにある明徳義塾出身の元横綱朝青龍ゆかりのお寺で有名である。

宿では、善根宿が金剛福寺の近くにあり、200円くらいで泊まれた気がする。扇風機もあり便利だった。

 

24番札所 最御崎寺

25番札所 津照寺

26番札所 金剛頂寺

27番札所 神峯寺

28番札所 大日寺

29番札所 国分寺

30番札所 善楽寺

31番札所 竹林寺

32番札所 禅師峰寺

33番札所 雪蹊寺

34番札所 種間寺

35番札所 清滝寺

36番札所 青龍寺

37番札所 岩本寺

38番札所 金剛福寺

39番札所 延光寺

四国八十八ヶ所 愛媛県

  愛媛県高知県に比べて涼しい気候。

 観自在寺では納経帳の職員のおじさんが、温泉に連れて行ってくれたり、お遍路宿もやい という安くていい宿もあった。

また松山では、お遍路もやいで知った格安の善根宿に泊まって、無料の温泉券を貰って道後温泉に入った。道後温泉は滅茶苦茶いいので、オススメです。

あと内子町の真夜中の蛍は、息を呑むほどの美しさだった。周りには街灯が1つもないなかの蛍の光は最高。

 

40番札所 観自在寺

41番札所 龍光寺

42番札所 仏木寺

43番札所 明石寺

44番札所 大寶寺

45番札所 岩屋寺

46番札所 浄瑠璃寺

47番札所 八坂寺

48番札所 西林寺

49番札所 浄土寺

50番札所 繁多寺

51番札所 石手寺

52番札所 大山寺

53番札所 円明寺

54番札所 延命寺

55番札所 南光坊

56番札所 泰山寺

57番札所 栄福寺

58番札所 仙遊寺

59番札所 国分寺

60番札所 横峯寺

61番札所 香園寺

62番札所 宝寿寺

63番札所 吉祥寺

64番札所 前神寺

65番札所 三角寺

四国八十八ヶ所 香川県

  香川県では、84番札所で知り合ったイタリア人のエリオと野宿をした記憶がある。

蒸し暑いなか野宿していたが蚊に刺され過ぎて全く寝れず、どうせ寝れないのなら歩いた方がマシだと思い夜中を歩いた。

 

  足が巻き爪になったのもこの時。巻き爪でも歩かなければいけないから爪の横から変な肉が出てきて、歩くたびに激痛が走った。のちに高野山のお礼参りの時、病院で麻酔なしでこの肉を切られたときは、本当に死ぬかと思うくらいの激痛だった。

 

66番札所 雲辺寺

67番札所 大興寺

68番札所 神恵院

69番札所 観音寺

70番札所 本山寺

71番札所 弥谷寺

72番札所 曼荼羅寺

73番札所 出釈迦寺

74番札所 甲山寺

75番札所 善通寺

76番札所 金倉寺

77番札所 道隆寺

78番札所 郷照寺

79番札所 天皇寺

80番札所 国分寺

81番札所 白峯寺

82番札所 根香寺

83番札所 一宮寺

84番札所 屋島寺

85番札所 八栗寺

86番札所 志度寺

87番札所 長尾寺

88番札所 大窪寺

 

歩き遍路をして感じたこと

  ぼくの場合、四国の人の温かさに触れて思ったのが、今度は自分が他人のためになるようなことをしたいと思った。

人の役に立ちたいと。

 

  次に屋根があり、布団があり、便利な毎日の日常がこんなにありがたいのかと感じることができた。野宿を何日もするとこんな気持ちになる。

食べ物や水があることにも感謝できるようになったり、日常の何でもないことが幸せなんだなと。

 

歩き遍路をする人でも十人十色のやり方がある。

1日に10キロしか歩かず、お酒ばかり飲んでいる歩き遍路。

 

10キロくらいあるバックパックを次に泊まる宿に宅急便で送って、身軽にして歩くお遍路さん(高速お遍路)。この人は大学の教授をしていて、休みの日にお遍路をしていた。

 

四国八十八ヶ所の接待で生活しているホームレスお遍路。

 

自転車の学生お遍路。

 

僕と同じような会社を辞めての歩き遍路

 

歩き遍路さんでも、いろいろなお遍路スタイルがある。いろいろな考えがあり面白い。

 

高野山 お礼参り 遍

  ぼくの場合は四国八十八ヶ所を廻ったあと1番札所の霊山寺に戻り、おばちゃん尼さんの紹介で善根宿を紹介してもらって、そこの善根宿で大阪行きのバスを予約してもらって、大阪に着いたら、たしか和歌山の九度山駅行きの切符を買った。

 

  九度山に着くと真田幸村の資料館に行き、その後、お遍路道を歩いて高野山の無りょう光院という宿坊に泊まった。高野山は観光地だから、宿も高く痛い出費になった。

ここの宿坊は、朝のお勤めというものをした。お経を唱える感じのものだ。

 

  次の日、弘法大師がいるという高野山 奥の院に行き、お礼参りをして、歩き遍路で疲れ果てた体で帰ろうとしたが、巻き爪の肉がさらに大きくなり、膿が出ていたので「これはまじでヤバい」と思い、高野山にある病院で麻酔なしで肉を切って貰ったが死ぬほど痛い。

おかげでその後、痛みが引いたが。

これから歩き遍路をする人のために

これから歩き遍路をするひとに言いたいのは、まず靴はちゃんとした運動靴を履くこと。(サイズも)

 

夏はお勧めできない。マジで修行になるからやめたほうがいい。

 

四国八十八ヶ所には善根宿や格安宿がけっこうあるから、事前に調べておくと便利。

ただしクオリティを期待しないこと。

 

歩き遍路を見つけて、ご飯を食べさせる代わりに強制労働をさせる愛媛県愛南町や三島にあるヤクザみたいな造船業の会社には注意。

 

クスリをやっている歩き遍路もいるので注意。

 

スリや詐欺には注意。歩き遍路の姿をした詐欺師がいる。

 

無理のない計画を立てること。

 

 歩き遍路の日数と費用

歩き遍路の日数は、一般的に1日30キロ×40日になるが自分にあった計画を。

自転車お遍路だと2週間くらいで行ける。

 

費用は1日8000円×40日で32万円

野宿だと半額以下で済む。

最後に 

これから歩き遍路をする人無理のないように頑張ってください。

応援してます。

 

 

 

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